ポイント
・高系14号、べニアズマ等が作りやすい
・窒素過多はつるボケとなり、イモが大きくならない
・生育適温は20~30℃で高温と日当たりを好む
・通気性が良く、春先地温が上がりやすい土を好む
・カリ肥料と日照時間の長さでイモが太る
1. 植え付け準備(5/10~20)
植え付け7~10日前に過燐酸石灰40g/平方メートル、草木灰40g/平方メートルを施し耕します。前作の肥料が残っていない場合は、化成肥料(固形30号40g/平方メートル程)を施します。
2.
植え付け前日、畑をできるだけ細かく耕し、高さ30cm幅80cmほどの畝を作って、黒マルチをかけます。
3. 苗購入(5/20~30)
葉数5枚程度の若苗で、無病で茎が太く、節問は短く、葉色の濃いガッチリした苗を選びます。苗は根がついていないのでしおれやすい状態です。植え付け前日、吸水させ、ピンとなった状態で植え付けます。
4. 植え付け(5/20~30)
地温が15度以上であることを確認し、暖かで無風の日を選び、夕方に深さ5~6cmに植え付けます。間隔30cm程で植え付け後はたっぷりかん水します。
5.
長い苗は水平か船底形に、斜めに挿して植えます。
6.
3~10日くらいで発根します。それまでにしおれても心配はいりません、
7. 中耕、除草(6/1~7/20)
雑草が生えるとコガネムシが発生するのでつるが繁茂するまでは徹底して除草するか、定植前にニップ乳剤などの除草剤で処理します。こまめに中耕することで雑草を防ぐことができます。
8.
夏になると生育が非常に旺盛になります。つるが周囲に広がるのでそれを
見越して、隣に迷惑にならないように畝の場所を選ぶ必要があります。
9.
畑の外へ伸びたつるは切るか、返すかします。このとき草木灰を施すと、イモの質が良くなります。
10. 収穫(9/10~10/20)
マルチをかけたものは9月頃から収穫できます。普通のものは10月中旬から初霜が降りるまでが適期です。まず試し採りし晴天が3日程続いて土が乾燥してから行います。つるを刈り取り株もとを確かめ、イモからやや離れた所にスコップかクワを入れ土をゆるめ
ます。
11.
つるからイモを離さないよう、傷を付けないようていねいに掘り出します。掘ったイモは風通しの良い日陰で干し、乾いたものから貯蔵します。雨天の日に採ったものや、霜に合ったものは腐敗しやすくなります。また表皮に傷のついたものは黒斑病菌が浸入し腐ります。
12.
貯蔵適温は14度程なので、ダンボールの中にもみがらなどを入れ保温し、9度以下にならないようにします。
病害虫対策と注意点
丈夫で土に対する適応性があり、手がかからず作れるのが魅力です。むしろ問題は肥料のやりすぎ。つるばかり茂ってイモは貧弱というつるボケが起こります。
過湿地では茎葉ばかり茂ってイモは小さいものが多く、収量は上がりません。
病害虫は少ないほうですが、コガネムシの幼虫による食害に注意します。除草を徹底し、7月中旬、8月中旬に2回バイジット粒剤9g/平方メートルを葉にかからないよう土壌表面に散布します。
サツマイモを一ヵ所で続けて作って手入れがよくないと、野ネズミがイモを食い荒らします。ネズミ退治はなかなか困難ですが、ネコイラズをネズミの食べ物が少ない春先に、畑の周りに置いておくと良いでしょう。
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